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積読天国

あんなに積もっていた道路脇の雪もすっかり溶けました。
お世話になっております。岡@札幌です。

楽しんでいた冬ドラマ、アニメが最終回を迎え、
サツゲキは3月末日に閉館、寂しさを隠せません。
今週から映画館は「名探偵コナン」かそれ以外の上映作といった状況。
なので、週末は部屋に籠り、乱雑になってきた積読本の整理を開始。

調子に乗ると作家とかジャンルとか、一点集中して勢い良く本を購入します。
絶版本など書店で流通していない場合は古書店で探索、
あと、中古か新品どちらにするかはその時の懐具合。
ジャンルだと、”SF”だとか”歴史もの”だとか”ミステリー”だとか色々ですが
昨年からジャンルとしては”音楽もの”に多数手を出していたようで、それが揃って厚い。
先ずはここから整理を開始。
どのくらい厚いか並べて撮ってみました。
本で考察されているミュージシャンは、
ロバート・ワイアット、ソフト・マシーン、ジョン・ルーリー、カン、ヘンリー・カウ。
背表紙を見るとそのミュージシャンと出会った頃を思い出します
背表紙を見ながら色々と思いを巡らせるのは積読の醍醐味です。

ソフト・マシーンとの出会いは45年前。
それはプログレッシブ・ロックとの出会いと重なります。
大学生になって友人の影響から入り込んだプログレの沼。
先ずは、既定路線としてピンク・フロイドやキング・クリムゾン、イエス、ジェネシス、ELP、
それ以外でのめり込んだのがムーディ・ブルース。古参の英国バンドです。
中古でレコードを揃え、立川直樹が書くライナーノーツを読みふけりました。
当時はレコード屋は沢山有りましたので、
そこで棚を漁るのが楽しみであり、ある意味学習時間、
その代わりネット情報などはなく、友人・知人の知識と数少ない専門誌が情報源でした。

少ない情報からリンクを延ばし、大学を卒業する頃に気になっていたのがソフト・マシーン。
その頃、プログレ・バンド・メンバーのソロアルバムの収集を始めており、
バンドの中でカリスマ的な雰囲気を持つミュージシャンが対象となりました。
ピンク・フロイドならシド・バレット、ジェネシスならピーター・ガブリエル。
ソフト・マシーンはその逆パターンで、
マイク・オールドフィールド界隈から知ったケヴィン・エアーズが気になり調べると、
ソフト・マシーンというバンドの立上げメンバーらしいことが判りました。
そうなると好奇心と収集癖が渦を巻き、ソフト・マシーンのアルバムが欲しくなります。
しかし、ケヴィン・エアーズがどのアルバムに参加しているかわかりません。
わからないまま旭川の玉光堂地下へ行き、1枚輸入盤で獲得したアルバムが『THIRD』です。

レコード2枚組でジャケット裏に曲名と思われる英文が4行、
もしかしてレコード1面に1曲?
プログレ沼にはまりたての頃は大作信仰があったので、
レコード1面で1曲換算ならば気に入る作品に違いないと判断して購入を決断。
輸入盤でしたのでビニールを剥がして中を確認。
レコード各面1曲ずつは想像通り。
内ジャケットにカラー写真。
真ん中でベットに寝そべる愛想のない眼鏡な二人と
ベットを挟む形で前方の椅子に座ったもじゃもじゃ髪に髭の男と長髪ネクタイの男。
ケヴィン・エアーズはいない。
この4人がメンバーなのか、少し気落ちしながら聴いた曲は今でいう”ジャズロック”。
当時の好みははシンフォニック系のプログレ、
無機質な楽曲と途切れることのない緊張感。柔な精神は拒絶されました。
このアルバムの凄さに気が付かされるには、
旭川のJAZZバーでフェダインのライブを聴く'93 5.25(火)以降、
様々な日本人JAZZに触れるまで待たなければなりませんでした。

しかしながら、Side3「Moon In June」でロバート・ワイアットに出合いました。
向かって右端に写る分厚い本を購入するほどお気に入りのミュージシャンです。
その後、無事にケヴィン・エアーズが参加したファーストアルバムを購入、
語りかけてくるような低音ボイスに魅了され新旧のソロアルバムを探し回りました。
そのケヴィン・エアーズも2013年に鬼籍に、
そして、『THIRD』の内ジャケットに写るエルトン・ディーン、ヒュー・ホッパー、
マイク・ラトリッジも亡くなってしまいました。
唯一の生存者であるロバート・ワイアットも2014年に音楽活動からの引退を表明。
メランコリックで優しい歌声が大好き。
新しい曲が聴けないのは残念だけど好きなアルバムはいっぱい残っている。
歌声を聴きたくなった時のハードローテーションは「O Caroline」。
マッチング・モウルのファーストアルバムの1曲目。本当に美しい。
友人・知人からはこのアルバムは「O Caroline」の後こそが素晴らしいとよく言われた。
最近、その意味がわかるようになった自分を自分で褒めている(笑)

他のミュージシャンについても本の背表紙を眺めながら色々と思いを馳せる。
本の背表紙を見ていると語りたいことが沢山浮かんでくる。
バーナード嬢の曰く。
「一度も読んでいないけど私の中ではすでに読破したっぽいフンイキになっている!!」
(以上、施川ユウキ著作の漫画主人公の言葉です。)
とまでは言わないけど、近い感慨はあるなと思ってしまう。
前回朝ドラの主人公風に言えば
「ツンドク、ジゴク、デモ、スバラシイ。」
同居人にそんな風に思ってくれればうれしいなぁ、などと妄想しております。


鉄人28号です。
物心つく前、
「大きくなったら何になりたい」と聞かれ「鉄人28号」と答えていたらしく
筋金入りの鉄人28号フリークです。
その身長についての考察本があり、
鉄人は連載約10年間に成長を続けており、その身長は、
幼年期:3~4m、青年期:5~6m、壮年期:8~10m
写真は前後とも壮年期のフォルムです。なぜ大きさが違うのか?
考察本曰く、
鉄人28号は「主観描写」で描かれているため作者の気持ちで変わるとのこと
なるほど、だから正太郎君を手に載せているシーンもあれば、
仲良さそうに一緒に並んで歩くシーンもあるのです。
なので、本と比較する鉄人は、本の厚さとして納得できそうな鉄人を選んで頂ければ幸いです。
因みに横山光輝先生のSF漫画で「鉄人28号」以外に好きな作品は
「バビル2世」と「マーズ」です。

さて、
今週末の積読本の整理は無事完了しました。
ところが、早速、新刊本3冊を購入。増えちゃいました(笑)

保坂和志13年振りの長編小説の背表紙には玄関先の塀から飛び降りる猫の連続写真。
いやいや、よくわかっていらっしやる。
これは買わないわけにはいかなかった(笑)
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# by doub2_h67 | 2026-04-12 20:46 | 日記 | Comments(0)

春を待つ

 ちひろです。

 テレビやSNSからは桜の便りがあふれてきますが、まだまだ色彩の少ない北の土地。

まさに「春よ来い、早く来い」の心境です。


 東京に住んでいた頃、ほんっとうに桜が綺麗で驚きました。北海道は、桜の名所というと公園や山など広い場所のイメージが強いですが、東京は街の通りや、川べり、線路沿い、とにかく並木が多い!街全体がうっすらとピンクに染まる感じ。すっかり浮かれてしまって、あちこち歩き回ったのを思い出します。


 北海道に戻ってきたのが、もう7年前。動物園に入団して、今年で6年目。いやあ、早い早い!小学生なら卒業ですよ。

 その間、プライベートでは人生のステージが変わる出来事がギュギュッとたくさんあったわけですが、演劇のおかげで、基本的にはあまり変わることなく、ここまで歩いてこれました。


 ひとつ前のブログで松本さんが、「10年後はどうなっているのか考える」というようなことを書かれていましたが、私もこのごろ考えます。今までの10年と、これからの10年。きっと、身体も気持ちも生活も、確実に変わってゆくんだろうなぁ…と。


 歳を重ねることは、全然いやではありません。素敵だなと思う女優は、60代以上の方たちが多い。若い頃も素敵だったけれど、歳を重ねた魅力がある。倍賞千恵子さん、松坂慶子さん、宮本信子さん、小林聡美さん、薬師丸ひろ子さん、キョンキョンだって還暦よ!憧れることのできる背中はたくさんある。


 でも、じゃあ10年後の約束が出来るのか?現状を維持するだけでも、努力が必要。そう、重力に逆らえないのと同じ、何もしないとすべて下がっていくのです。わずかでも向上しようと思えば、さらに努力が必要。でも、がむしゃらな力技は、もう身体に悪いだけ。悲しいかな、気合いだけでは、モームリなのです。


 そこで、基本に立ち返ることにしました。呼吸法、母音と子音、発声のためのストレッチなど。改めてやってみると、ああ、これ芝居始めたばかりの頃に教えてもらったなあ…とか、こういう目的だったんだな、とか、発見と再確認がたくさん。


 上手くなりたいとか、誰かと比べて焦ったりとか、歳を重ねるとともにだんだんそういう気持ちは薄れていって、自分の心や身体と向き合う時間がひたひたと嬉しい。


 今年の抱負のひとつ、

「何か新しいことをやる」。

 新しいことは、過去にありました。



 少しでも重力に抗おうと誓う、まだまだ浅い春。早く桜を見て浮かれたい。

(写真は東京で住んでいたあたり。神田川べりの桜)

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# by doub2_h67 | 2026-04-02 15:01 | 日記 | Comments(0)

始動していますよ

大変お世話になっております。劇団動物園:松本です。



いよいよ今週末、大空町でイナダさんの舞台があります。


ワークショップ公演の集大成との事。ワクワクが止まりません。


皆様、大空町教育文化会館でお会いしましょう。


さて当団も夏公演に向けて始動しております。


毎年3月よりスタートするのですが、今年は2月から既に動き始めています。


とゆーのも本年は夏・秋、共に新作を手掛けるからです。


ゆえに


夏公演は昨年に引き続き訓子府座の女優お二人を招いての最強布陣。


秋公演は劇団動物園の真価が問われる妙作に女優陣が全集中。


脚本選定では悩みましたし覚悟が必要でした本年は。


しかし仲間と共に創り上げる事が楽しみです本年も。




劇団創立39年目に突入する本年。


団員も20名と大所帯になりましたが、中核が50代のロートルハッスル集団です。


天才も自己中も愚鈍も無知も多い世の中ですが、劇団動物園には一人もいません。


真面目・生真面目・クソ真面目が殆どの劇団動物園です。


恋人以上家族未満の団員と過ごす(創り続ける)日々は


感謝・感動・感激が加算され続ける珠玉の時間です。


年を重ね、物事に興味や関心が薄れていく事を実感します。


しかし動物園の事を考えると、仲間のことを想像すると瞬間沸騰します。


10年前は「 芝居は生活の一部 」と思っていました。


今は「 芝居 = 人生 」と変化しました。


10年後はどうなっているのか。最近はそんな事をよく考えます。


確かな事は


10年後は団員が40名になり、団員の殆どがクソ真面目で、私は幸せでいるという事。


今から10年後が楽しみでなりません。


皆様、お付き合いくださいね。



2026.03.20 現在


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# by doub2_h67 | 2026-03-20 16:02 | Comments(0)

追想する3月9日

終わりと始まり、別れと出会いが入り乱れる3月。
皆様どんな心持ちで過ごされていますか?
バックアップスタッフ、むっちゃんこと阿部です。
3月9日。
ラジオをつけていると、レミオロメンの『3月9日』が度々聞こえてくる日。
私はというと、うっすらとした記憶、産院の待合室で母方の祖父母と、弟の産声を聞いたことを思う日で。
でもそれは、本当の記憶なのか、私の脳が勝手に作り出した虚構なのかは定かではなくて。
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当時、弟という存在も、赤ちゃんという物体も、全く世界の認識になかった3歳の私の前に現れた未知なる状況で、お姉ちゃんと呼ばれ、弟ができたと言われる意味不明。
そうして、『お姉ちゃんなんだから』を枕詞にオムツ変えやミルクを与える手伝いをさせられる日常がやってきた。
現代では考えられないかもしれないけど…
数年後、もうひとり弟が増えた後には、弟どもが喧嘩を始めて泣こうものなら、喧嘩した本人たちではなく、ただ同じ部屋にいただけの私が『お姉ちゃんがそばにいて何してるの!!』と叱られてしまう理不尽な日々(苦笑)
私は、不平不満を物申せるくらい自立した頃、この当時のことを母に聞いたことがあった。
奇しくも18歳で結婚し19歳で私を産んだ母は、私を自分の子どもというより妹のような感覚でいて、弟を産んでから親になった感じがしたとか。
まあ私の記憶にある母を思うと、たしかに弟たち優先な中、子ども扱いされていなかったなぁ。。。

3月9日は私にとって、弟の誕生日でもあり、そんな家族の記憶の断片を思い出す時節のひとつです。

劇団動物園、観てくださる方々の心の機微に触れる作品を目指して、今年も動き出しています。
今後の劇団動物園の活動をどうぞお楽しみに。


# by doub2_h67 | 2026-03-09 12:11 | Comments(0)

こんばんは.率です。
6年前、北見に戻ってきて、今は実家にいる。
その前は、20年くらい親と連絡を一切とっていなかった。
弟とも。20年も連絡をとっていないと、親が生きているのか、死んでいるのか、もうわからない。確認のしようもない。約20年ぶりに実家に電話した時は本当にドキドキした。電話したはいいけど「去年亡くなったよ」みたいなことになることだって普通にあり得るから。

電話には母親が出た。
普通に元気だった。

今年の1月に母親は東京に用事があり、
それに付き添わなければならなくなった。
東京にいる弟が「兄貴が行くなら、俺も付き合うよ」
弟も来るという。
そしたら、親父も。

かくして、思いがけず
家族旅行。
30年ぶりに。

何か、良かった。
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みなさん、まだまだ寒い日が続きます。
お体気をつけて。

# by doub2_h67 | 2026-03-03 00:06 | Comments(0)